見出しタグ(h1・h2・h3など)は、読者にもGoogleにも「このページが何について書かれているか」を伝える案内板です。装飾目的で大きな文字を使うだけの見出しになっていると、SEO上のメリットを十分に得られません。この記事では、h1〜h3の正しい使い方、見出しにキーワードを含める考え方、階層の作り方を具体的に解説します。
h1の役割と正しい使い方
h1は「このページは何についてのページか」を一言で表す見出しです。書籍のタイトルに近い役割を持ち、ページ内で基本的に1つだけ使います。複数のh1を置くと、検索エンジンや読者にとって主題がぼやけてしまいます。
- h1はページの主題を1文で表す(例:「LPの見出し構造を整えるSEOの基本」)
- ページタイトル(titleタグ)と近い内容にするが、完全に同一でなくてもよい
- 装飾やロゴ文字をh1に設定しない(視覚的に大きいだけの理由でh1を使わない)
- 1ページに1つのh1が基本。複数見出しが必要な場合はh2以下で分割する
h2・h3で作る論理階層
h1の下に続くh2は、ページ内の大きな論点を並べる役割を持ちます。さらに各h2の内容を詳しく説明したい場合は、その下にh3を置きます。この階層関係が崩れると、読者は文章の構造を把握しづらくなり、検索エンジンも各見出しの重要度を正しく判断できなくなります。
| タグ | 役割 | 使用回数の目安 |
|---|---|---|
| h1 | ページ全体の主題を示す | 1ページに1つ |
| h2 | 主題を構成する大きな論点を示す | 1ページに複数(4〜8程度が目安) |
| h3 | h2の内容を補足・具体化する | 各h2の下に0〜数個 |
階層を作るときは「h2を飛ばしてh3にする」「h3の下に再びh2を置く」といった順序の乱れを避けます。見出しの階層は文章の目次そのものなので、順番通りに並べることで読者もページ全体の流れを理解しやすくなります。
階層チェックの簡単な方法
ブラウザの開発者ツールでページのHTML構造を確認する、または見出しだけを抜き出して目次を作ってみると、階層の乱れに気づきやすくなります。見出しだけを並べて読んでも文章の流れが理解できるかどうかが、良い階層構造の目安です。
見出しにキーワードを含める考え方
見出しに検索されやすい言葉(キーワード)を含めることは、そのページが何について書かれているかを検索エンジンと読者に伝えるうえで有効です。ただし、キーワードを機械的に繰り返すだけでは不自然な文章になり、読者の読みやすさを損ないます。
- h1・h2には、そのセクションで伝えたい内容を表す言葉を自然な文として含める
- 同じキーワードを全ての見出しに繰り返す必要はない。関連語や言い換えも活用する
- 読者が検索するときに使うであろう言葉を想像し、見出しの言葉選びに反映する
- キーワードを入れるために文の意味が不自然になる場合は、キーワードより文の分かりやすさを優先する
よくある間違いと改善例
見出し構造の改善は、既存ページを見直すだけでも効果が期待できる作業です。よくある間違いのパターンを知っておくと、自分のページを点検する際の目安になります。
| よくある間違い | 改善の方向 |
|---|---|
| h1が複数ある、またはh1が存在しない | ページの主題を1つに絞り、h1として設定する |
| 見出しが装飾目的でフォントサイズだけ変えている | 見た目ではなく意味の階層に合わせてh2・h3を使う |
| 見出しに具体性がなく「概要」「詳細」などの抽象語だけ | 何についての概要・詳細かを示す言葉を追加する |
| キーワードを不自然に繰り返している | 自然な文になるよう言い換えたり、関連語を使う |
こうした問題は一度に全て直す必要はありません。まずは自分のLPやページのh1が1つになっているか、見出しだけを読んで内容の流れが分かるかを確認するところから始めると、無理なく改善を進められます。
見出し構造を作る前の最終チェック
見出しを書き終えたら、公開前に次の項目を確認しましょう。すべてを一度に満たす必要はありませんが、多くの項目を満たすほど読者にも検索エンジンにも伝わりやすい構造になります。
- h1はページに1つだけ設定されているか
- h1はページの主題を表す自然な文になっているか
- h2は主要な論点ごとに分けられているか(目安4〜8個)
- h3はh2の内容を補足する位置に正しく置かれているか
- 見出しの階層(h1→h2→h3)の順序が飛んでいないか
- 見出しだけを並べて読んでも内容の流れが理解できるか
- キーワードは自然な文の中に含まれているか、単語の並びになっていないか
- 装飾目的だけでタグを選んでいる箇所がないか